『中年太り』というのは、年齢とともに基礎代謝が下落することによって、摂取カロリーが消費カロリーを上まわり、体重が増加してくることです。
また、一般的に、男性の場合は35歳以上、女性ですと閉経後にホルモンの分泌量が減ってきて、太りやすい体質になります。
肥満の度合いを測るBMI値は、「体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)=BMI値」として計算されるのをご存知だと思います。
一般的にはその値が「22」を推奨していますが、正しい数値なのでしょうか?その根拠も気になります。
実は、この22という数値は、20代女性の場合の平均値だという事実を知らない人が多いです。
つまり、男性なら22以下の数字のほうが適切ですし、30代以降アラサー女子ならもう少し大きい数字であってもあまり支障にはならないと考えられます。
ただし、ここで注意事項があります。
体脂肪率や筋肉や骨密度を配慮していないので、この数字はあくまで目安として考えておくほうが無難です。
個人差があるので、BMI値が絶対的に正確な基準値だと思わないで下さい。
■体重増加の予防策
結論から申し上げると、中年太りを防ぐなら、カロリーの摂取をおさえながら同時に筋肉量を維持しましょう。
体重増加を防ぐためコツは、どんなことに気をつける必要があるのかチェックして下さい。
摂取カロリーが消費カロリーを上まわらないのが大前提です。
年齢を重ねるとどうしても筋力量が落ちてしまって、基礎代謝も同時に低下しやすくなります。
食事量が変わっていないのに太ってしまったと悩んでいるの大半は、筋トレしていないので中年太りが起きやすくなっています。
肩こりや腰痛の原因にもなるので、筋力量を維持することで、中年太りの他に肩こりや腰痛も予防できます。
一方、運動器らいであまり身体を動かさない人はどうすれば良いのでしょうか?
カロリーの低めの食生活や血糖値が急激に上がらない食品にするなど食事療法を取り入れてみてください。
ビタミン・ミネラルの栄養バランスも重要です。
筋力量を維持するためには、きついトレーニングは不要です。
毎日ウォーキングやラジオ体操などの軽い運動を継続するように実践してください。
■中年太り改善する運動方法
既に中年太りの状態の人にイチオシのトレーニング方法をお伝えします。
まずは、体幹トレーニングを継続すると驚くほど引き締まってきます。
オススメのやり方はとてもシンプルです。
まず、仰向けに寝て、膝を軽く曲げます。
手はまっすぐに床に伸ばすようにしてください。
その状態でお腹とお尻もギュッと締めます。
そして、息を吐きながらお尻を持ち上げます。
内ももにキュッと圧力と効いているのを味わいながら感じて下さい。
この一連の動作をできるだけゆっくり実践するだけです。
ぎっくり腰を経験した人や腰痛持ちの人は、少しでも痛みを感じたらムリしないでスグに中止しましょう。
今までより負荷が厳しすぎるトレーニングを始めるとケガの原因になるので、無理や焦りは厳禁です。
運動不足の人にとっては、キツイかもしれません。
その場合は、トレーニング量を減らす代わりに食事量を減らして軽い食事制限をするのも一案です。
ただし、中年太りをできるだけ早く解消したいとしても、不相応な激しい筋トレやジョギングや極限な食事制限は絶対にやらないで下さい。
下腹を健康的に引っ込めるためにはじっくりトレーニングするのが大切です。
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