高野豆腐は、素晴らしい日本の伝統食の一つです。
マクロビオティックセラピストの専門家によると、栄養価が高いのと美容と健康にもってこいの食品です。
でも高野豆腐の食感が苦手だったり、地味なイメージを持っていたりする人もいるでしょう。
そこで、高野豆腐の凄い美容・健康効果を紹介します。
■高野豆腐の驚くべき健康パワー
女優やモデルが熱心に取り入れている高野豆腐には、どんな栄養素が含まれているのでしょうか。
【1】良質な脂質
脂質に対して、悪いイメージを持っている人がいるかもしれません。
ところが脂質には様々な種類があります。
肉の脂やバターなどに含まれる飽和脂肪酸、植物や魚の油などに含まれる不飽和脂肪酸の2つに分けることができます。
不飽和脂肪酸の中で体内で生成できないものは“必須脂肪酸”なので、食品から摂るべき脂肪酸になります。
えごま油やアマニ油などが評判高いです。
高野豆腐に含まれている脂肪酸の80%は、摂取するべき脂肪酸になります。
LDLの悪玉コレステロール値を低下したり、皮膚や内臓の健康を保ったりする働きを持っている脂肪酸です。
【2】大豆サポニン
ポリフェノールの一種として大豆サポニンは、抗酸化力が高いことで評価されています。
がんや動脈硬化や脳梗塞などの原因の一つとも言われている過酸化脂質が発生するのを、抑制する作用があると考えられている物質です。
過酸化脂質は血液をドロドロにしたり細胞間脂質を退化させてしまうので、肌のたるみやシミ・シワなどを誘発しやすくします。
大豆サポニンを含む高野豆腐は、アンチエイジングケアのためにも積極的に食べて欲しい食品です。
【3】アミノ酸
豆腐には肉類に負けないくらい、良質なタンパク質がたくさん含まれています。
タンパク質が豊富であれば、構成成分のアミノ酸も比例してたくさん含まれています。
高野豆腐に関しては、体内で生成できないので、食べ物から摂取するべき必須アミノ酸が豊富です。
脂肪燃焼効果が高いBCAA(分岐鎖アミノ酸)というアミノ酸も含まれているので、痩せるためにダイエットの効き目も期待できます。
基本的にBCAAは運動をすると消費されます。
体内にアミノ酸が不足していると、筋肉中に蓄積しているBCAAが著しく消費されて、筋力量がすくなってしまいます。
その結果、代謝が悪くなって脂肪燃焼効率が悪くなる体質になってしまうリスクが高まりやすいです。
代謝を上げてダイエット効果を得るためには、高野豆腐を食べてBCAAを貯めるのをオススメします。
【4】ビタミン、ミネラル
ビタミンとミネラルは体の機能や代謝のために重要で、食生活の乱れによって現代人には不足しがちです。
高野豆腐には、抗酸化力があって老化防止にも欠かせないビタミンE、血液凝固に必要なビタミンKが豊富です。
骨や歯の形成、筋肉や神経の働きに関わるカルシウム、マグネシウム、貧血予防に必要な鉄、細胞分裂やたんぱく質の合成を助ける亜鉛も多く含まれています。
ビタミンCをはじめ、高野豆腐に含まれないビタミン・ミネラルもあるので、野菜も一緒に食べることが大切です。
【5】大豆イソフラボン
高野豆腐にも女性ホルモンに似た働きをするイソフラボンが豊富に含まれています。
しかし、一日摂取目安量の上限値は70~75mgにとどめておいて下さい。
摂りすぎは婦人科トラブルなどを引き起こす原因になるので、食べ過ぎには注意が必要です。
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